【初心者向け】スノボ・スノーボードビンディングのおすすめ 選ぶポイント4点+ブランド9点

2021-07-18

今度の冬はレンタルやめてアイテムそろえるぞ!
でもビンディングの選び方わからない、、、

そんな悩みにおこたえします。

この記事の内容

スノーボード ビンディングとは?
スノーボード ビンディングの種類
スノーボード ビンディングを選ぶポイント4点
スノーボード ビンディング オススメブランド9点
まとめ:スノーボード ビンディングを選ぶときの注意

この記事を書いた人

この記事は、ビンディングを選ぶときのポイント4点と、9つのオススメブランドをご紹介します。

1シーズン15回以上の滑走を20年以上続けている筆者が、簡単に選ぶポイントをお話しします。

初めてビンディングを買うとき、どうやって選ぶのかわからないですよね。筆者もそうでした。
全部同じカタチじゃん!なんでもいいんじゃないの?と思いますよね。いいんですよ、なんでも。

でも、友達より早く上手になりたい!早く上手に滑れるようになりたい!なんて欲が出たときに、「ああっ!もっとちゃんとビンディング選んでればよかった!」なんてことになるかも!?

そんなことの無いように初めから基本的なことを知っておきたい!という方は、この記事を参考に一歩踏み込んでビンディングを選んでみてくださいね♪

ではさっそく参りましょう!

 

 

スノーボード ビンディングとは?

ビンディングは、スノーボードの板とブーツをつなぐ役割をするアイテムを指します。
また、製造するブランドによって、ビンディングの硬さや重さ、ブーツとのフィット感が異なります。
その為、滑り方にも影響する為、上達にも影響する重要なアイテムなんです。
しかし、多くの種類があり、初心者からすると違いが分かり難いものとなってます。

そこで今回は、余計な情報を無くし、初心者の方にも分かりやすい解説をしたいと思います。
ビンディングの種類や選び方、ブランドをお話しますので、ご参考にしてくださいね。

補足
ちなみに!
本記事をお読みの多くの方はソフトブーツ用のビンディングを考えていると思いますが、スノーボードはアルペンタイプもあるということも知っておくと、何かの時に役立つかもしれませんよ~

 

 

スノーボード ビンディングの種類

ビンディングは大別すると、以下の3つに分類できます。
それぞれの違いやメリット・デメリットをお話します。

その1 ストラップ(従来タイプ)
その2 リアエントリー(後ろから入れるタイプ)
その3 ステップイン・ステップオン(手を触れないワンタッチ)

その1 ストラップ(従来タイプ)


出典Amazon

ストラップのタイプは、従来から使われていて今もスタンダードです。
つま先(トゥ)とかかと(アンクル)を、ストラップと呼ぶ押さえつけるベルトのようなもので縛ってブーツを留める方法です。

メリットは、ブーツと板をしっかりと固定させ、足の疲労度の状態に合わせて締め付けの強弱を簡単に調整が出来ることです。

デメリットは、リフトを降りて滑りだす前は、スケーティングで外していた片方の足をビンディングに装着しなければならず、すぐに滑り出せないことです。

その為、リフト降り場でスキーヤーから『ジャマだなぁ、、、』と心で思われているはずです笑

どうしても初心者のうちは着脱に慣れるまでは、リフト降り場周辺にペタンと座って装着することになるので、場所を占有してしまうので仕方がないことなんですが、、、

 

その2 リアエントリー(後ろから入れるタイプ)


出典Amazon

リアエントリーのタイプは、ビンディング後方のハイバックを後ろに倒し、ぽっかり空いたビンディングにブーツを突っ込んで、後ろに倒したハイバックを引き起こして、『バチンッッ』とワンタッチで押さえつける方法です。

メリットは、立ったままで素早く装着ができます。また、ストラップタイプと同じようにブーツのうえから押さえつけて板に固定させるので、板と一体感を感じやすいです。

デメリットは、雪がビンディングの中に詰まると、雪をかき出さないと装着がしにくいことです。また、ストラップタイプと同じような、板との一体感までは得ることが出来ません。あとは、リアエントリータイプのビンディングを作っているブランドが2,3しかなく、選択肢が少ないことです。

 

その3 ステップイン・ステップオン(手を触れないワンタッチ)


出典Amazon

ステップイン(ステップオンはBURTON独自製品の方式名称)のタイプは、リフトから降りて、スケーティングしながら足をビンディングにセットして『ガチャッ!』と踏み込むだけで、手を使わずに装着出来るものです。

メリットは、手も使わずに、止まることもなく、スキーヤーと同じようにリフトを降りてすぐに滑りだせることです。一瞬です。他のスノーボーダーを横目に優越感に浸りながら滑り出せるでしょう笑

デメリットは、残念ながら結構あります。まず、リアエントリータイプと同じようにセットするビンディングに雪が溜まっているとかき出さないと装着できません。また、ストラップタイプやリアエントリータイプのように、ブーツをストラップで上から押さえつけることが出来ないため、どうしても板との一体感が一瞬遅れ、スピードが出ると不安定になりがちです。慣れたとしても、万が一の緊急回避やクイック操作に影響が出ます。あとは当然ながら、専用のブーツでなければ使えず、かつ、高額品ということです。通常のブーツとストラップタイプのビンディングを買うより、約1.5~2倍の費用が必要だと考えていいです。

過去、スノーボード業界では、ビンディングの装着が課題となっていました。そこにブランドのK2と、自転車ギヤ開発や釣りのリール開発をしているSHIMANOが共同開発し、初めてステップインタイプのビンディングが誕生しました。

しかし、前述のとおり、雪が詰まるとNG、専用ブーツのみ、高額、提供ブランドの限定など、今も課題は残っている為、ステップイン・ステップオンのタイプが主流になっていません。

また、リアエントリータイプについても、開発したFLOWが特許を持っており、他のブランドがリアエントリータイプのビンディングを販売するには、FLOWへリアエントリーシステムの利用手数料を支払わなければならず、やはりストラップタイプの座を奪うまでには育っていません。その為、現在もストラップタイプのビンディングが主流として使われています。

 

リアエントリーやステップイン・ステップオンに憧れるかもですが、慣れてしまえば立ったままで素早く装着出来るようになりますよ。逆にステップインやリアエントリータイプを使っている人は初心者が多いので、すぐに追いついて抜き去ってしまえばいいんです!笑

 

 

スノーボード ビンディングを選ぶポイント4点

はい!それではビンディングを選ぶときの4つのポイントです!

その1 取り付け方
その2 サイズ
その3 ストラップ
その4 ゆるみ止め

 

その1 取り付け方

取り付け方を大別すると、BURTONの板とその他の板で大きくちがいます。
間違えると取り付けできないのでご注意を!
一般的な4×4(2×4)とBURTONのThe Channelです。

ほとんどのスノーボードの板には、4×4(2×4)のビス穴(インサートホール)が用意されています。
それに対してBURTONの板は、1本の溝のようなレール The Channel(ザ・チャネル)が用意されています。

見た目で分かるように規格が違うと、ビンディングを板に付けることができません。
とはいえ、BURTON以外の板とビンディングであればほとんどが気にしなくて大丈夫。
BURTONのアイテムを買うときには規格に注意しましょう。

「わーい!BURTONの板買っちったー!でもビンディング買うお金無いからとりあえずなんでもいいか、、、」

みたいなことが無いようにしましょうね。ミスったらリカバリで苦労しますので。

 

その2 サイズ

サイズはブーツの大きさに合わせて選ぶ必要があります。
ブーツのかかとが入らなかったり、ストラップが短くてブーツを締めることが出来なかったり、とにかく使用出来ないってことが発生します。

大体のマッチングは以下を想定していいと思いますが、ブランドやラインナップによっては大きさが異なるので注意が必要です。
可能であれば、ブーツを実際にビンディングに装着させて確認した方が絶対に良いです。

サイズ早見表です。
S:ブーツサイズ ~25センチくらい
M:ブーツサイズ 25~27センチくらい
L:ブーツサイズ 27センチくらい~

上記はあくまでも目安なので、不安な場合はブーツのブランド名・製品名・サイズを控えて、ビンディングの提供元(メーカーや販売店)に問合せをしましょう。NGだった場合の対応(返品送料を補填してもらう、等)も確認しておくと良いでしょう。

 

その3 ストラップ

ストラップは、ブーツの甲部分とつま先部分を上から締め付けるベルトを指します。
最近の主流はハードタイプとソフトタイプがあり、ハードタイプは上級者、ソフトタイプは初中級者向けと考えて良いと思います。

ハードタイプの特徴は、パーク遊びやハイスピードで板をコントロールする際、瞬時に反応して対応する必要があります。ハード(硬い)なのでクイックに操作しやすいです。板のコントロールに慣れた上級者でなければ使いこなすことは難しいと思います。

ソフトタイプの特徴は、ブーツの固定がキツくなくて自由度が高いので、スノーボード初心者が板の操作に慣れやすいこと、低速でのグランドトリックがしやすいなどが言えます。反面、スピードが出たり荒れた雪面を滑るときは、雪のデコボコ衝撃がブーツへダイレクトに伝わり、ビンディングとブーツが多少ずれて足首が『グニャッ』となって、耐えきれないときは転倒しやすくなります。

とはいえ、ソフトタイプを好む上級者もいるので一概にはどっちが上級者向け、とは言えないかもしれません。

ちなみに、筆者は中級者に毛が生えた位の上級者(?)ですが、いまだにソフトタイプの柔らかさが好きです。足首にバキバキにチカラを入れて滑ってます笑

 

その4 ゆるみ止め


出典Amazon

何かと言うと、ビンディングを1つのアイテムとして作り上げているビスやボルトについて言っています。
どういうことかというと、ビンディングはいくつかの部品で出来上がっています。

ベースプレート(足を乗せる台座部品)
ラチェット(ブーツを締めつけるカチャカチャ部品)
ストラップ(ブーツを締めるけるベルト部品)
ヒールカップ(ブーツのかかとと支える部品、ベースプレート一体式も有り)
ハイバック(ブーツの足首からふくらはぎをささえる壁部品)
ディスク(ベースプレートと板をつなぐ丸い部品)

で、これらはすべてビスでつなぎ留められています。

さて、ここで問題です。
Q.車のタイヤを留めているボルトが高速走行中にポポポーンって外れたらどうなるでしょう?

A1.なにも起きない
A2.タイヤが外れて3輪走行になるが何事もなく走行できる
A3.タイヤが外れて車は横転するがエアバックに助けられてケガもなく大丈夫
A4.タイヤが外れて車は横転し、エアバックに助けられるも、ケガを負い、学校(仕事)に行けなくなりヤバいことになる

簡単ですね、わかりますよね。
正解はA1です。

、、、なわけない。A4です、A4

場所(道路、雪上)や乗ってるもの(車、スノーボード)が違えど、予想できないこと(ボルト、ビスが外れる)が起きると、受け身がとれずにエラい目に合うんです。

で、

転倒するときに人はとっさに手を出すんですよ、倒れないように。でも考えてください?
普通に立ってる状態から腕立て伏せの体制になるように前にそのまま倒れて、自分の体を支えることが出来ますか?ムリですよね?さらにスピードも出てて、もっとキビしい状態です。想像したら恐いですよね。
はい、そういうことです。基本的に、ビスがゆるむことは絶対に許されません。

これ、物っ凄く大事なことなんですけど、あんまり大事に言われてないんですよね。なぜかっていうと、そうした事故があるにもかかわらず、整備不良の自己責任だから、です。

ショップやネットでは教えてくれません。新作ですよ、〇〇%引きです!ラスト1品です!とかは多いけど。

これをふまえて、選択するビンディングがどんなゆるみ止めの対策をしているかをしっかりチェックしましょう。ケガしてからでは遅いです。

 

 

スノーボード ビンディング オススメブランド9点

 

FLUX(フラックス)


出典Amazon

FLUXは、日本人が日本人のために作ったブランドで、技術力が高く評価されています。日本にとどまらず、世界での評価も高く、多くのプロライダーに愛用されているブランドです。
最大の特徴は2つです。
ストラップベルトゆるみ止め留め機構です。
ブーツをビンディングに完全にフィットさせるべく、ストラップベルトをベースプレートとハイバックの間に挟んで、隙間を無くしてブーツを押さえるので、しっかりと装着が出来ます。これは特許を取っていて、どこのビンディングメーカーもマネすることが出来ません。地味な部分の特許なんですが、すごい特許なんですよね。
そしてなんといってもゆるみ留め機構。このアイデアは素晴らしいの一言です。一番ゆるみやすいストラップを留めているビス部分、これ、まったくゆるみません。100%です。ゆるまない機構になってるんです。プラスドライバーを使わない、ゆるみ止め液も要らない、なにこれ!?すごい!としか言えません。

どんな感じか参考に見てみてくださいませ♪

 

UNION(ユニオン)


出典Amazon

2005年に発足したアメリカのブランドです。UNIONは素材の開発に力を入れており、フォージドカーボンの開発に成功しています。フォージドカーボンの含有率が多いハイバックは耐久性があり、衝撃にも強く、クイックレスポンスを実現しています。デザインはハイバックの特徴的なロゴです。今、文句なしに今一番飛ぶ鳥を落とす勢いのブランドです!
ちなみに一世を風靡したDRIKEビンディングの商売上手な発案者がリリースしてます(流れを作るのがうまいなぁ、、小声)

どんな感じか参考に見てみてくださいませ♪

 

SALOMON(サロモン)


出典Amazon

SALOMONは、独自の素材とテクノロジーを持つ、スノースポーツ全般の総合ブランドです。もとはフランスで設立されたスキーのビンディングメーカーで、世界シェア1位でした。スノーボードの流行に乗じラインナップを提供開始しています。初心者用エントリーモデルから上級者向けハイエンドモデルまで豊富なラインナップを提供しています。使う場所を選ばずオールラウンドで使用可能なビンディングを多くリリースしていることが特徴です。

どんな感じか参考に見てみてくださいませ♪

 

BURTON(バートン)


出典Amazon

BURTONは、人気・知名度・品質・種類・ギア数、すべてNo.1のメーカーです。あえて言うならば、王道過ぎて面白味が無い、というところでしょうか笑。ちなみに上記図のビンディングは、先にお話ししたThe Channelの板にしか取り付けできないESTタイプです。ご注意ください。

どんな感じか参考に見てみてくださいませ♪

 

HEAD(ヘッド)


出典Amazon

スポーツ用品全般を取り扱う巨大ブランドです。スノーボードにとどまらず、スキーやテニス、ダイビング、ウェアなど様々な製品を提供しています。ギアは低価格体の製品から、高額品のハイエンド製品もリリースしており、かつ、品質や性能も保証できるブランドです。

どんな感じか参考に見てみてくださいませ♪

 

RIDE(ライド)


出典Amazon

1992年創立。ビンディングに留まらず、ラインナップは他社と比較しても劣らない総合ブランドです。スノーボーダーのためのスノーボードというのがブランドコンセプトとなっています。

どんな感じか参考に見てみてくださいませ♪

 

K2(ケーツー)


出典Amazon

シアトル拠点としたスキーの老舗ブランドです。スノーボード展開は1987年。スキーメーカーで一番最初にスノーボード製作を始めたのはK2と言われています。”誰でも楽しめるように”をコンセプトにしています。ビンディングのラインナップとしては比較的やわらかめのフレックスで扱いやすいものが多いです。Clicker(クリッカー)という機構名で世界初のステップインビンディングをリリースしています。

どんな感じか参考に見てみてくださいませ♪

 

FLOW(フロー)


出典Amazon

初心者に優しいリアエントリーモデルをリリースしているブランドです。力強い滑りをサポート出来るようにブーツを広くカバーする作りになっています。

どんな感じか参考に見てみてくださいませ♪

 

SP United(エスピーユナイテッド)


出典Amazon

オーストラリアの人気ビンディングメーカーです。ハイバックの角度調整が可能なリアエントリータイプです。高機能なビンディングをリリースしています。初心者にも使いやすく、ハイバックは柔らか過ぎず、硬過ぎず。縦・横方向へのねじれに対してもサポートし、初心者から上級者までカバーします。耐久性のあるトゥーカップのストラップを採用しています。

どんな感じか参考に見てみてくださいませ♪

 

 

まとめ:スノーボード ビンディングを選ぶときの注意

ビンディングを選ぶときの注意をお話します。

その1 先にブーツを選ぶ
その2 親身な店員さんにおしえてもらう

 

その1 先にブーツを選ぶ


出典Amazon

先にもお話しましたが、ビンディングとの相性(サイズ)の確認が大前提です。
選ぶ順番は、ブーツ → ビンディング です。絶対に忘れないようにしましょう。

 

その2 親身な店員さんにおしえてもらう

 

事前に自分で必要な情報を頭に入れて、専門店でいざ選び始めると、どうしても考えがまとまらなくなってしまうことがあります。そういった時は、恥ずかしいかもしれませんが店員さんに一声かけて相談しましょう。1点だけ注意すべきことは、店員さんの接客態度はしっかり見てください。適当に進められることの無いように声をかける店員さんもちゃんと選択しましょう。

楽しく滑る為に【サイズ】といったキーワードを忘れることなく選んでくださいね!

 

最後に

いかがでしたか?
ビンディング 選ぶポイント4点+オススメブランド9点は参考になったでしょうか。初心者の方に向けたスノーボード選択方法が紹介されたサイトや記事は沢山あります。でも、数値や形状、アイテムの背景、細かい情報等、ハッキリ言って不要だと思ってます。

重要なのはスノーボードで楽しく滑ることであって、ウンチクは後で情報収集すれば良いと思ってます。と、いうことで、適度にフランクな内容でお話しました。

みなさんのスノーボードライフの一助になれば幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました!

 

  • この記事を書いた人

kijibato

電機通信系企業サラリーマンの雑記ブログです。趣味のバイク・スノーボード・ダーツや、興味のある分野や役に立ちそうな情報を発信します。失敗例も交えながら記事を投稿したいと思います。