【初心者向け・簡単】スノボ・スノーボード ホットワックスとは?(準備・かけ方)

2022-11-08

ホットワックスのかけ方が分かりません
初心者の人は必見です 早い!楽!ゴミ少ない!超かんたんな方法をお伝えします!
ぜひ教えてください!

こんな悩みにお答えします

この記事の内容

スノーボード ホットワックスとは?
スノーボード ホットワックスを使うメリット
スノーボード ホットワックスの道具
スノーボード ホットワックスのかけ方
まとめ:ホットワックスのかけ方の注意
最後に

 

筆者

毎シーズンの年間滑走日数20以上をアベレージとする、関東在住の平日9~17時勤務土日休みのどこにでもいるサラリーマン(現在40後半)が惜しむことなく好き勝手に情報発信するブログです

この記事は、スノーボードのホットワックスって何?って初心者や、もっと簡単にホットワックスする方法を知りたい人に向けた記事です。必要最低限の準備でスノーボードを最大限楽しみましょう!

滑ったあと次回のためにかけるホットワックスが正直だるいんです。で、編み出したこの方法。普通に良く滑る。スクレーパーとか、ホットワックスのごみ掃除とか、すぐ無くなる固形ワックスのコスパの悪さとか、いったいなんだったのよ、と思う日々。ああ、あの頃が懐かしい、、、(遠い目)

では、さっそく本題に入りますね!

 

 

スノーボード ホットワックスとは?


引用:ガリウムWAX

スノーボードは見た目の通り滑走面が真っ平。雪じゃなくてもある程度斜度のある場所なら滑ります(ずり落ちるとも言う)。まして、雪ならさらに滑る。でも、スノーボードの上に人が乗ると雪とスノーボードの間に摩擦が生まれて滑りが悪くなります。そこで滑りを良くするワックスの登場です

このワックスはいくつか種類があって、固形タイプ液体タイプ半練りタイプ粉タイプ、と実に様々。タイプによっては使い方も違うし、同じタイプのワックスでも人によってかけ方が違ったりします

今回はそんなワックスの中でもホットワックス(固形タイプ)に注目してお届けするお話です

スノーボード ホットワックスを使うメリット

スノーボードのホットワックスを使うメリットですが、さきほどもお伝えした通り、良く滑らせるためが一番です。一番ですが、実はそれだけじゃないんです。それが【汚れ取り】と【滑走面の保護】です

①良く滑らせる
②滑走面の保護
③汚れ取り

①良く滑らせる

これはさきほどお伝えした点です

具体的に言うと、スノーボードの滑走面は目に見えない穴とかデコボコがかなりあるんですね。このガタガタな面をワックスを塗ってあげることで、なめらかにしてあげるってことなんです

見てもわかりにくいですが、手で触るとすぐわかります。ワックス大事。これ基本

②滑走面の保護

①で書いたことに通じるんですが、良く滑るってことは、滑走面にダメージを与えにくいってこと

「えー雪ってやわらかいじゃんっ」と思いますよね?でも中には硬い雪もあるんです。思い出してくださいこのワード、そう、アイスバーン

雪が降って道歩いてステーンってなるとき固いですよね?そんな固くなった雪、というか氷もあったりするゲレンデをスピード出して滑るんです。当然滑走面は鉄みたいに固くない。ということはキズが付く。するとガタガタに。ということなんです

滑りを良くすることでキズが付きにくくなる=滑走面を保護する、ということにつながるんです

③汚れ取り

これはなにかというと、固形のホットワックスをアイロンで溶かして滑走面に塗りこむ時のことを言ってます。

え、なんで汚れが取れるの?と思うじゃないですか。これは古いホットワックスがしみ込んでいる滑走面に新しいワックスを溶かして滑走面に塗りこむときに、古いワックスも当然溶けだします。その時、古いワックスにしみ込んだ汚れが出てくるんです

古いワックスと新しいワックスが混じっちゃいますが、全然気にしなくて大丈夫です。逆に塗らない、もしくは、そのまま何もしないほうがNGです。古いワックスを完全に取り除くのは、相当なクリーニングでもしない限りムリです

でも、1シーズンに2,3回行くレベルじゃなく、毎週滑りに行くとなると、クリーニングとかもう大変!ってことで、新しいワックスを塗るだけで同時に汚れもとれるので十分です。それに競技とかで競ったりするわけじゃないんでこれで十分なんです、はい

でも気にする方はクリーニングしましょう。オススメします(私はもうやんないかな)

スノーボード ホットワックスの道具

このパートはホットワックスをかけ方、の前に必要な道具をお伝えします

①固形ホットワックス
②アイロン
③キッチンペーパー
④ブラシ(不織布研磨材)
⑤ワクシング台(椅子)

①固形ホットワックス

引用:ガリウムWAX

固形ホットワックスと言ってもたくさんあるんです。メーカー毎やら雪温(雪の温度)によって使うワックスを変えたり。ということで、ガリウムさんのページから拝借してきました

こちらを見るとホットワックスの種類がなんとなくわかります。ある程度の理解で十分です。それはなぜか?

ホットワックスをかけて、実際に滑るときの気温やら気候が変わってしまうと、バッチリこのワックスが合ってる!なんてことはほんとに稀なんですよね。。。

なので、私はいつも雪温変化の対応範囲が広いパープルがお気に入りです

引用:ガリウムWAX(地域別・スキー場別 簡単早見表)

値段とか色々参考にどうぞ♪

 

②アイロン

引用:ガリウムWAX

間違っても自宅の洗濯物用のアイロンは使っちゃだめです。独り暮らしならいいけど、間違いなく壊れます(経験談)。溶けたワックスの蒸気が衣類用アイロンの隙間から電子チップに入り込んで、回路をダメにします

捨てる予定のアイロンならいいかもですが、できればホットワックス専用のアイロンを使ったほうが無難です

ホットワックス専用アイロンは適正温度をしっかり保ってくれますし、高温調整機能付きのものなど、高機能なものから簡易で安価なアイロンまでいろいろ種類が出ています。自分の用途に合ったアイロンを用意しましょう

値段とか色々参考にどうぞ♪

 

③キッチンペーパー

何に使うかっていうと、溶かしたホットワックスを塗りのばして、古いホットワックスを吸い取る、という2つの役目があるんです

もうひとつ付け加えるなら、無駄にホットワックスを使わないで済む、ってことですか。キッチンペーパーにしみ込んだホットワックスが、まんべんなく滑走面に塗られていくので一石二鳥、というわけです

キッチンペーパーはその辺のスーパーで安売りしているヤツで十分です。専用ペーパーは塗りやすいんですけど、コスパがちょっと、、、汗

ってなわけでキッチンペーパーで十分なのでオススメです。お手軽お手軽♪

④ブラシ(不織布研磨材)


引用:スリーエム

さてこちらに取り上げたこのアイテム。「え?ブラシ?想像してたのと違う!あとスクレーパーは?」みなさんの声が聞こえます笑

なぜこれかっていうのは、③で書いたキッチンペーパーからつながります。『無駄にホットワックスを使わないで済む』と先ほど書きました

『無駄に使わない』ということはどういうことか?そうです、無駄にゴシゴシしなくて済むということで、この不織布研磨剤がベストです

それに、しっかりと余分なワックスを掃きだすと同時に、カスも絡め取ってくれます。一石二鳥!という理由でこちらのブラシとなるわけです

値段とか色々参考にどうぞ♪

 

⑤ワクシング台(椅子)

引用:ガリウムWAX

ワクシング台、これはぜひ欲しいアイテムです。ただ一つ問題が。。。それは設置スペースと収納スペース

「ウチは広いし収納たくさんあるんで大丈夫!」な人はどうぞどうぞご準備ください♪ でも、そうでもない人もいますよね?そんな約9割の人はスペースに問題がある人だと信じて代理品をお伝えしましょう

THE椅子2つ

椅子の上に着なくなった服を敷いて板を載せれば、あら素敵、あっという間にワクシング台が完成です、、、。(だれかキジバトにワクシング台ください)

値段とか色々参考にどうぞ♪

 

スノーボード ホットワックスのかけ方


引用:Youtuberいぐっちゃん

ではお待たせしました、かけ方です。順番はこんな感じです

①ワクシング台・アイロンを準備する
②固形ホットワックス軽く溶かして直塗り
③アイロンにキッチンペーパー当てて塗り広げる
④15分待つ
⑤新しいキッチンペーパーをアイロンに当ててふき取る
⑥ブラシ(不織布研磨材)で磨く
⑦掃除機をかける

①ワクシング台・アイロンを準備する

必要な道具で書いた椅子を用意しましょう。なければ適度な高さの台とか雑誌の積み重ねで十分です。そのとなりにアイロンを用意して電源を入れましょう

②固形ホットワックス軽く溶かして直塗り

温めたアイロンに固形ホットワックスを軽ーく押し当てます。少し溶けたらすぐに滑走面に押し当てて生塗りしていきます

これを滑走面全部ではなく、4センチくらいスキマをあけて塗っていきます。ノーズとテールには塗らなくてOKです

③アイロンにキッチンペーパー当てて塗り広げる

次にアイロンにペーパーを当てたら、アイロンをそのまま滑走面に押し当てます

ペーパーを引っ張り過ぎないようにアイロンを押し進める感じで、さきほど滑走面に塗りつけたホットワックスを溶かしながら、1か所を3~4回塗ってあげたら次の個所を同じ要領で塗り伸ばしていきます

注意点としては、滑走面の反対側がやけどするくらい同じ個所を何度も塗らないこと。やりすぎ厳禁です。まんべんなく塗ってください

④15分待つ

待機時間はウェアやゴーグルの点検に時間を使いましょう

滑走面にホットワックスを塗り終えたら、塗ったホットワックスが滑走面にしみ込んで定着するように約15分放置します。室内でも室外でもどちらでもOKです

⑤新しいキッチンペーパーをアイロンに当ててふき取る

塗ったホットワックスが定着したであろうスノーボードに向かい合い、あたらしいキッチンペーパーを使って、③と同じ要領で滑走面のホットワックスをアイロンで溶かしながら塗る、というかふき取る感じで塗ったワックスをキッチンペーパーにしみ込ませます

この工程は③で浮き上がらせたふき取れなかった古いワックスと汚れを吸い取る感じです。新しいワックスも拭き取っちゃうことになりますが、冷却期間の15分が効いてるので心配しなくて大丈夫です

⑥ブラシ(不織布研磨材)で磨く

⑤を終えたら時間をおかずに不織布研磨材でゴシゴシと板と並行に磨きましょう

ホットワックスの拭き取りが出来ている個所は弱めのチカラで。ワックスが多めに残っている個所は若干強めのチカラで

磨いていくとだんだんと滑走面に輝きが出てくるのが分かります

なんとなく輝きが出たら、手をあてて滑走面を撫でてみます。ホットワックスが残っていると手がひっかかる感覚があれば、もういちどその部分を不織布研磨材で磨いてあげてください。手がひっかかる個所が無くなれば、ホットワックスがけは完了です

⑦掃除機をかける

さてワックスがけの最後の工程、ここが一番の醍醐味です

通常、スノーボードやスキーを一般的な方法でホットワックスをかけた場合、スクレーパーというプラスチックの定規の王様みたいなもので、滑走面の余分なホットワックスを剥がします。その際にゴミとして出るやっかいな削りカスが、、、ほぼ出ません!

不織布研磨材で出た粉状のカスしか出ないんです。掃除機でしっかり吸い上げても掃除機は壊れません

経験したことが分かる人には分かる、あの削りカスの厄介さ。掃除残りが床に残ってしまい、気が付かずに放置すると、削りカスが床にへばりついて取れにくくなる、そして下手に踏むとツルッ、となうことも。。。

その面倒さや心配が無くなるって、意外とすごくないですか?

ということで、キジバト流のホットワックスのかけ方をお伝えしました

 

まとめ:ホットワックスのかけ方の注意

最後にポイントです。以下に気を付けてくださいね

①換気
②同じところばかり温めない
③しっかり冷やす

①換気

ガスが出るわけではないので大丈夫、と思ってはダメです

アイロンで溶かされたホットワックスが蒸気に乗って空気中に蔓延します。この蒸気に溶けたホットワックス成分が、息と同時に体内に多く入ることは健康に害です

匂い成分はホットワックスの一部です。しっかりと換気を行いながらワックスがけをしてください。

②同じところばかり温めない

スノーボードは基本的に柔軟性のある材質でできています。簡単には壊れませんが、木材やカーボンや滑走面、エッジなどの様々な素材で一つの製品となっています

その素材を一つの製品として構成しているのは接着剤です。この接着に長時間高温を与えるとどうなるか。そうです、接着効果をもろくしてしまい、ヘタをすると剥離、折れの原因となりかねません

熱を加え過ぎることの無いように注意しましょう

③しっかり冷やす

初めの工程で塗るホットワックスはしっかり塗るということに合わせて、しっかり冷やしてください

これは先に書いた「同じところばかり温めない」にもつながります。しっかり冷やすことで、スノーボードの寿命をのばします

あと、塗ったホットワックスをしっかりと滑走面に定着させるためでもあります

最後に

さて、いかがでしたか?「【初心者向け・簡単】スノーボード ホットワックスとは?(準備・かけ方)」は少しは役にたちそうでしょうか?

これからも無駄に経験した知識を勝手に発信していきますのでどうぞよろしくお願いします♪

みなさまのスノーボードライフが充実したものになりますように祈ってます!最後まで読んでいただきありがとうございました♪

  • この記事を書いた人

kijibato

電機通信系企業サラリーマンの雑記ブログです。趣味のバイク・スノーボード・ダーツや、興味のある分野や役に立ちそうな情報を発信します。失敗例も交えながら記事を投稿したいと思います。