そんな要望におこたえします。
この記事の内容
スノーボード板の種類
スノーボード板の選ぶポイント4点+1点
スノーボード板のオススメブランド10点+1点
まとめ:スノーボード板 選ぶときの注意点
記事を書いた人
この記事は、板を買うときのポイント4点を簡単にお話します。オススメブランドもご紹介します。
1シーズン15回以上の滑走を20年以上続けている筆者が、簡単に選ぶポイントをお話しします。
初めてスノーボードの板を買う人に、「どうやって選べばいいんですか?」と相談されることが多いです。
そうですよね、わからないですよね。当然です。筆者もぜんぜんでした。
先輩にスノーボードに行こう!と誘われて、貸してもらった板で滑って楽しかったのを覚えています。
で、自分の板が欲しくなる。でも、選び方がわからない。
筆者はその当時は大学生で、大学の近くにあるスノーボードショップの店員さんと仲良くなって色々教えて頂きました。ショップ主催の日帰りスノーボードツアーにも参加することで知識が沢山入ってきたことを覚えています。
東京に出稼ぎに来てからは、お茶の水界隈でセコセコと情報収集しています笑
そんな、スノーボードに時間を取りたくても取れない人の為に、簡単に選び方をお話しますね!
ではさっそくいきましょう!
スノーボード(板)の種類
スノーボードはたくさんの遊び方があります。
みんなと一緒に滑るだけでも楽しくて、慣れてきたら競争したり、グランドトリックしたり、気持ちよくズバッとカービングターンしたり、パークでジブやキッカーにトライしたり、パウダーランしたり。。。
そんな遊び方に合わせてスノーボードを選ぶことが出来るんです。
駄菓子菓子!
本記事を読んでいる方は、たぶん初心者の方であろうと想定し、基本中の基本をお話することにします。
スノーボードの板は用途に合わせて、ザックリ大別して2つの作り方に分けられています。
その1 ディレクショナル(板の前方側に進んでいくことをメインとした形状)
その2 ツインチップ(板の前方側・後方側のどちらに進んでも同じ曲がり方で進める形状)
その1 ディレクショナルボード
ディレクショナルボードは、板の中心点が進行方向に対して若干後ろになってます。
滑るときのバランスが調整しやすく、ターンのキッカケが分かり易いように作られています。
車のハンドルの遊びにイメージは近いです。ターンのキッカケを急に反応してしまうことを防ぐ?感じでしょうか。
多くのスノーボードはディレクショナルで作られていることがほとんどです。
初心者からプロまで幅広い層が使っています。
その2 ツインチップボード
ツインチップボードは、板の中央に中心点を置いた板のことを指します。
滑ってる最中に、右進行から左進行へ、左進行から右進行へ、板の進行方向を入れ替え(スイッチ)ても、同じ滑り方できる作りになってます。
グラトリやパークやパイプでクルクル回って着地で進行方向が入れ替わっても、滑り方のバランスが崩れないことが特徴ですね。
スノーボード(板)の選ぶポイント4点+1点
それではいよいよ、スノーボード初心者が選ぶべき板のポイント4点をお話します。
その①:長さ
その②:柔らかさ
その③:重さ
その④:形状
+
おまけ:デザイン
その①:長さ
自分の身長から10センチから15センチを引いた長さの板を選びましょう。
なお、これはあくまで目安としてくださいね。滑り方、体重、板の特長、遊び方で無限に変化します。
なので初心者のうちは、まずはスノーボードのバランス感覚を楽しむことと、慣れることを優先し、目安の長さでスノーボードを選べば、ほぼ誤った選択にはならないのでご安心を!
なお!
自身の年齢をモトにした標準体型を調べていただいて、極端に異なる体型の方は上の目安に当てはまり難いのでご注意を!理由は察してください!
その②:柔らかさ
板はなるべく、『やわらかい』『初心者用』と設定されているものを選びましょう。
ちなみに、スノーボードショップで板のやわらかさを調べるために、板をグイッグイッとしならせている若者をよく見ますが、たぶんよくわかってないはず。筆者がそうでしたもん笑
で、この”やわらかい”というのは初心者には重要でして、理由は、板が雪のデコボコ衝撃を吸収してくれることで、板をコントロールしやすくなるからなんです。はい?なんで?よくわからない?ですよねー。
えーと、ではたとえばの例ですけど想像してみてください、、、自転車のタイヤに空気が、パンッパンに入っている状態と、少し抜けてやわらかい状態で乗るときを。
ゆっくり乗ってるときにパンッパンなタイヤだと、少しの段差でも『ガンッッ』って衝撃きますよね?でも、空気が抜けてやわらかいタイヤだと『スッ』と段差を越えて乗りやすいですよね?
逆に遅刻する!急がなきゃ!ってときにパンッパンなタイヤだと、メッチャスピード出しやすいですよね。でも、やわらかいと必死にペダルを踏んでもマックススピードが続かないですよね?
んーと、ちょっと例えは違いますけど、なんとなく言いたいことは伝わりましたか?笑
硬い道具とやわらかい道具は、利用する人のスキルや用途に合わせる必要があるんです。
ということで、なんとなーくご理解いただけたならば、初心者のうちは『硬い』『硬め』と設定されている板は、選ばないようにしましょう。
絵がカワイイ!(キュピーン)・カッコイイ!(ビシィッ)これにする!(お支払いチャリーン)
で、硬めの板を選んでしまうと、ドえらい目に合いまっせ!
その③:重さ
重さは、単純に軽い板を選びましょう。
リフトのりばに向かうときのスケーティング、リフト乗車中の片足ブラーンなど、初心者のうちは板の重さがネックとなりがちなんです。
板の取り扱いに慣れてくると、ある程度重くても問題は無くなります、といってもそれでも限界はありますけどね。。。
最初は板に慣れる必要があるので、とにかく軽いことはかなり重要!
ちなみに、、、
筆者は昔から思うことがあるんです、なんでスノーボードは重量をカタログに記載しないんだろうか、と。
この謎(闇?)をだれか教えてください!業界関係者のだれか!プリーズ!!
その④:形状
・キャンバー(基本中の基本)
・ロッカー
キャンバー(板を横から見た図)
キャンバーは、スキー・スノーボードにおける基本的な形状です。
板の横に埋め込まれている金属(エッジ)に体重を乗せてターンをする際に、しっかりと円を描いて滑ることができます。
ただし、図を見るとわかるように、雪にあたる部分が前後の2カ所に集中荷重されて、板のコントロールに慣れるまでは逆エッジ(雪にエッジがひっかかって、ビッターンと吹っ飛ばされてコケること)になりやすい形状とも言えます。
ロッカー(板を横から見た図)
ロッカーは、お椀のように丸い形状になっています。
板の上に乗るとキャンバー形状と違って雪に2カ所ではなく、『面』で接します。その為、スピードが出ていない低速時は逆エッジで転倒しにくい板となっています。
また、スノーボードパークに設置されているボックスやレールなどで遊ぶ際にコントロールしやすい作りになってます。
ただし、スピードが出せるようになると、ターンで板のコントロールが難しくなります。
キャンバー形状は板がしなることで、エッジが綺麗な半円の形状になってくれるので曲がりやすいのですが、もともと逆にしなっているロッカー形状は、滑っているときに綺麗な半円の形状にしならせることが難しいので、カービングターンやエッジでスピードをコントロールするにはかなりシビアになるのです(ハイスピードのコントロールが厳しい)
、、、ちょい説明ムズいので割愛します笑
ご説明した上記2つの形状以外にも、フラット、ダブルキャンバー、ダブルロッカー等、様々な形状があります。
ありますけれども!
筆者的には、安易にコケにくいロッカーで練習するのではなく、頑張ってキャンバーで練習をオススメします!
だって今後の遊びの幅が全然ちがうんですもん!
とはいえ、あくまで筆者の勝手な独り言として聞き流してくださいませ。
(ロッカー形状のボードはセカンドボード、お遊びボードとして持っててもいいかも?)
おまけ:デザイン
デザインは、最後の選択項目です。
多くの板を見て、何枚かに絞られたときに選ぶ判断基準にしましょう。
最後の判断基準がなんでデザインなんよ?えええー?
それは、、、最後は自分で気に入った板でなければ、スノーボードを心から楽しめないからです!
最高の時間を過ごすために超大事!
スノーボード板のオススメブランド10点+1点
ここでは、筆者の独断で選んだミーハーだけど、ミーハーではない?ブランドを紹介しますね。
BURTON(バートン)
SALOMON(サロモン)
ROSSIGNOL(ロシニュール)
HEAD(ヘッド)
YONEX(ヨネックス)
K2(ケーツー)
NITRO(ナイトロ)
Lib Tech(リブテック)
RIDE(ライド)
SIMS(シムス)
Kissmark(キスマーク)
ZUMA(ツマ)
BURTON(バートン)
BURTONは言わずと知れた、人気・知名度・アイテム数、No.1のブランドです。
あえて言うならば、王道過ぎて、、、というところでしょうか笑
ひとまずどんな感じなのか参考に見るとわかりますのでどうぞ♪
↓
SALOMON(サロモン)
SALOMONは、様々なスポーツ分野で活躍するブランドです。
スキー技術がベースとなっており、性能はBURTON以上と筆者は思っています。
なんといっても雪上スポーツの歴史が長い!
製品としての完成度が高く、細やかな技術もふんだんに使われている為、選んで間違いのないブランドです。
ひとまずどんな感じなのか参考に見るとわかりますのでどうぞ♪
↓
ROSSIGNOL(ロシニュール)
ROSSIGNOLは、スキーメーカーがスノーボードに参入して作られました。
作られている技術に間違いはありません。こちらもSALOMON同様すばらしいブランドです。
1つ難点を上げるとしたら、重量が軽くは無いので中級者以上にオススメ?かも。あと無骨?かも笑
そんな無骨(?)な筆者が一番長く愛用したブランドですね。
ひとまずどんな感じなのか参考に見るとわかりますのでどうぞ♪
↓
HEAD(ヘッド)
HEADは、テニス等のスポーツメーカーが作ったボードです。
構造や素材には定評があり、オススメ出来るブランドです。
テニスラケットで培った素材技術が優れていて重量も軽く、派手なようで派手ではない、鋭いイメージをもったブランドだと思います。
ひとまずどんな感じなのか参考に見るとわかりますのでどうぞ♪
↓
YONEX(ヨネックス)
YONEXは、バドミントンのラケット製造から始まったブランドで、製造素材に定評があります。HEAD同様ですね。
競技方面に力を入れており、正統派スポーツとして楽しむアイテムに位置づけられると思います。
ひとまずどんな感じなのか参考に見るとわかりますのでどうぞ♪
↓
K2(ケーツー)
K2は、スキーメーカーが作ったスノーボードです。製造技術には全く問題はありません。SALOMON・ROSSIGNOL同様です。
ただ、アルペン競技色が強いところが残っていて、好みが分かれるかも知れません。筆者はソッと避けて通ってます。だってやんちゃしてはダメそうなブランドなんですもん笑(そんなことはない)
、、、と、ひとまずどんな感じなのか参考に見るとわかりますのでどうぞ♪
↓
NITRO(ナイトロ)
NITROは、スノーボード一筋のブランドです。筆者が初めて買ったブランドですね。
スノーボード業界に携わっている歴史は古く、常にトッププロライダー達が使用しています。
デザイン、形状、品質の改善を繰り返し、スノーボーダーの為に常に躍進しています。
日本に勧めてくれる店員さんはあまり多くいませんが筆者オススメのブランドですね。なんといってもスノーボードに取り組む姿勢がBURTONに負けてない!ググッったらお判りになって頂けるはず!?
ひとまずどんな感じなのか参考に見るとわかりますのでどうぞ♪
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Lib Tech(リブテック)
Lib Techは、世界にスノーボードブームを博したと言っても過言ではないブランドの一つです。
特徴的なソールデザインは現在もコアなファンの間では根強い人気です。
、、、アイツも好きだったなぁ、、、
人気のラインナッププロダクトは入荷前に売り切れるという謎現象が発生し、入手が困難なことも多いです。
そんなアイツは北海道に移住しました(存命
ひとまずどんな感じなのか参考に見るとわかりますのでどうぞ♪
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RIDE(ライド)
RIDEは、スノーボードへの熱い想いを持ったライダー達が立ち上げたアメリカのブランドです。
近年の品質改良は目を見張るものがあり、チェックすべきブランドの一つです。
技術開発に投資する勢いが近年すごいらしく、今後も要チェックらしい。
ひとまずどんな感じなのか参考に見るとわかりますのでどうぞ♪
↓
SIMS(シムス)
SIMSは、スノーボード黎明期より活動しているブランドです。
そのコンセプトやスノーボードにかける想いは強く、時代の流行りや派手さに流されない芯をもつブランドです。
一時期経営がやばかったみたいですが、見事に息を吹き返してくれたので筆者はうれしい限りです!
ひとまずどんな感じなのか参考に見るとわかりますのでどうぞ♪
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ZUMA(ツマ)
ZUMAは、日本のスノーボード普及に貢献しているスワロースキーによるブランドです。
低価格製品も揃えたり、レンタル用品提供といった普及貢献もしています。
予算に限りがあるときは選択肢としても全然良いと思います。
ただし!
レンタルボードとしてもはばを聞かせているブランドなので、レンタルボードと間違われて持っていかれないように、ステッカーチューン(ベタベタ貼り付けたり)して持っていかれないようにしましょう笑
ひとまずどんな感じなのか参考に見るとわかりますのでどうぞ♪
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まとめ:スノーボード板 選ぶときの注意点
では最後にスノーボード板を選ぶときの注意点をお話しますね。
その① 親身な店員さんにおしえてもらう
その② 軽くて柔らかい板を選ぶ
その① 親身な店員さんにおしえてもらう
いざ!専門店でスノーボードを選び始めると、考えがまとまらなくなってしまうことがあります。
そういった時は、思い切って店員さんに一声かけて相談しましょう。
ただし!
店員さんの接客態度はしっかり見てくださいね?
適当に勧められることの無いように、声をかける店員さんもちゃんと選びましょうね!ここメチャ大事!
その② 軽くて柔らかい板を選ぶ
板選びは、ご自身が楽しくスノボーをする為に大事なアイテムです。
【軽い】・【柔らかい】といったキーワードを忘れることなく楽しく選びましょう。
最後に
いかがでしたか?
初めてのスノーボード板を選ぶポイント4点+オススメブランド10点は参考になりましたか?
初心者の方に向けたスノーボード選択方法が紹介されたサイトや記事は沢山あります。
で、ちなみに
数値や形状、アイテムの背景など、細かい情報、ハッキリ言って不要だと思ってます。
重要なのは、スノーボードで滑る楽しさを知ってもらうことであって、ウンチクは後で情報収集すれば良いことだと思っています。
と、いうことで、かなーりザックリとした内容でお話しました。
みなさんのスノーボードライフが素敵なものとなるように祈ってます!
最後まで読んで頂きありがとうございました!